忠誠と武勲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 03:23 UTC 版)
パーンダヴァを追放してもドゥルヨーダナの彼らへの悪意が収まることはなかった。カルナはシャクニと共にパーンダヴァが森で見窄らしい暮らしを送っているとドゥルヨーダナに告げ、ドゥルヨーダナはパーンダヴァを辱めたいと望む。それにカルナも応じ、牧場の視察を名目とすることを提案した。ドゥルヨーダナと連れ立ってパーンダヴァの近くに赴くカルナだったが、居合わせたガンダルヴァ族との争いでドゥルヨーダナを置いて敗走し、囚われたドゥルヨーダナを当のパーンダヴァによって救い出されるという失態を演じてしまう。 気落ちしたドゥルヨーダナを励ますため、カルナは兵を起こし諸国を従え、世界制覇の偉業を達成した。これに喜んだドゥルヨーダナが開いたヴァイシュナヴァ祭で、カルナはアルジュナを殺すまで足を洗わないという誓いを立てた。 カリンガの王女の婿選びで、ドゥルヨーダナは婿に選ばれなかったことに腹を立て、カルナの手助けを得て、力尽くで王女を攫った。ジャラーサンダ王はこれを聞きつけ、カルナに一騎打ちの勝負を申し込むも、カルナは壮絶な戦いの末これを征し、友情の印としてマーリニーの町を得る。これにより、アンガに加えチャンパーも支配するようになる。
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