心のノートと徳目主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/11 21:10 UTC 版)
2002年(平成14年)4月、文部科学省は全国の小・中学校に『心のノート』という補助教材を無償配布し、道徳教育での利用を促した。この教材は、教科用図書検定を経ることなく上意下達で配布された事実上の国定教科書として非難する声が上がった。 扱い方の違いこそあれ、国が求めている「内容項目」という徳目に沿って教材が構成されていることから、徳目主義と言える。例えば、小学校3・4年生用の『心のノート』には「あやまちを[たから]としよう…」というページがあるが、これは小学校1年生用の第三期国定教科書の「アヤマチヲカクスナ」に酷似している。ただし、後者が教え諭す題材として扱ったのに対し、前者は解決策を考えさせるようになっている点で異なり、心理主義的な手法が取り入れられている。
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