御鞍石祭・神輿の還幸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 01:37 UTC 版)
金鳥居での神事を終えた2台の神輿は、再び2手に分かれて上吉田地区氏子地区内を複雑な経路でそれぞれ巡行していく。御旅所を再び経由し、浅間諏訪の両社を目指し坂を登っていく。途中、昨日と同様に西念寺僧侶による神輿送りを受けながら、御鞍石(おみくらいし)の聖地を目指す(北緯35度28分13.8秒 東経138度47分22.3秒 / 北緯35.470500度 東経138.789528度 / 35.470500; 138.789528 (吉田の火祭27日の御鞍石祭/位置))。御鞍石とは諏訪神社の旧鎮座地といわれる聖地で、諏訪神社南方の森の中に馬の鞍の形をした巨石があり、その上に神輿を安置して神事を行う。午後6時30分頃、神輿行列は御鞍石に到着し、明神神輿は御鞍石の上に東向きに安置され、御山神輿はそのかたわらの地上に南向きに置かれる。御鞍石と明神神輿の周囲は4本の忌竹で囲われ注連縄が張られる。宮司の手で祝詞が読み上げられると、いよいよ浅間神社境内への最後の下向となる。
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