御所伝授
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 01:27 UTC 版)
三条西家は代々一家で相伝していたが、三条西実枝はその子がまだ幼かったため、後に子孫に伝授を行うという約束で細川幽斎に伝授を行った。ところが慶長5年(1600年)、幽斎の居城田辺城は石田三成方の小野木重次らに包囲された(田辺城の戦い)。幽斎が古今伝授を行わないうちに死亡して、古今伝授が絶えることをおそれた朝廷は、勅使を派遣し幽斎の身柄を保護して開城させた。幽斎は八条宮智仁親王、三条西実条、烏丸光広らに伝授を行い、1625年(寛永2年)、後水尾上皇は八条宮から伝受をうけ、以降この系統は御所伝授と呼ばれる。
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