徐東旭とは? わかりやすく解説

徐東旭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 06:33 UTC 版)

徐東旭(ソ・ドンウク)
Seo Dong-Wook
基本情報
国籍  大韓民国
出身地 ソウル特別市
生年月日 (1984-03-21) 1984年3月21日(39歳)
身長
体重
188 cm
99 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 内野手 ユーティリティ 左翼手 捕手
プロ入り 2003年 2次ドラフト1巡目
初出場 KBO/ 2003年4月6日
最終出場 KBO/ 2018年7月5日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
監督・コーチ歴
  • 起亜タイガース (2020 - 2021)
ソ・ドンウク
各種表記
ハングル 서동욱
漢字 徐東旭/徐東郁
発音: ソドンウク
英語表記: Seo Dong-Wook
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徐東旭もしくは徐東郁(ソ・ドンウク、韓国語:서동욱、1984年3月21日 - )は、大韓民国ソウル特別市出身の元プロ野球選手内野手)、野球指導者。

経歴

第一次起亜時代

2003年に2次1ラウンド指名を受けて入団するが活躍の場面は少なく、2005年馬海泳崔尚徳と共に大型トレードでLGツインズに放出された[1]

LG時代

トレード後には直ちに入隊し、兵役を終えた2007年に除隊されてチームに復帰した。

復帰後の2008年9月25日にはSKワイバーンズ戦で左右打席ホームランを放ち、2年後の2010年5月12日のハンファ・イーグルス戦も再び左右打席ホームランを打った。同じ日に左右の打席でホームランを2回打った選手は彼が最初である(2020年にメル・ロハス・ジュニアが達成)。また、内野のどこでも守れる器用さを買われて様々な機会で出場した。

2011年6月11日の古巣起亜戦では6打席5打数4安打1本塁打1四球2打点の活躍を見せた。しかし同年8月に肘を故障して手術を受けた。

2012年は前年に続いて100試合に出場したが、成績はやや下降したため翌年4月24日に崔敬哲とのトレードでネクセン・ヒーローズに移籍した[2]

ネクセン時代

2度目のトレード後は廉京燁監督の指示のもと、打率が2割8分を超えるまで左打席のみでの打撃に専念するようになった。5月8日にはトレードされた後初めて1軍に登録されスタメン出場した。 偶然にも相手チームは古巣のLGツインズであり、打席に入る前にはLGツインズ側にヘルメットを脱いで挨拶し、当時のLGのコーチングスタッフ、LGの選手達、そしてLGファン達は拍手を送った[3]。移籍後初の打席ではかつて同僚だった禹奎珉と対戦し、その打席で決勝点となる適時三塁打を放ち試合を決めた。また同年6月29日にはハンファ・イーグルス戦で林起映から移籍後初本塁打を放った。

2013年シーズン中はずっと内野の全ポジションをこなせるユーティリティープレイヤーとしてチームに貢献し、特にシーズン後半には左翼手でもしばしば出場した。 シーズン打率2割台、7本塁打、21打点を記録してバックアップ選手として悪くない成績を記録した。

同年はデビュー後初めてポストシーズンに出場し、プレーオフでは主に2番左翼手として出場して優れた作戦遂行能力を見せた[4]2014年6月には自身初となる捕手での出場もした。

2015年オフにフリーエージェント権を行使した。

第二次起亜時代

2016年4月6日、かつて在籍していた起亜と契約し復帰した。復帰後はもっぱら左打席のみに入るようになり、右打席に立つことは滅多になくなっている。また、復帰後の応援歌は車一木の応援歌を流用したものだった[5]

2018年は若手の台頭と故障により出場機会が激減。32試合の出場で4年ぶりに本塁打0に終わるなど、あまりいい成績は残せなかった。

2019年は怪我が長引き、プロ入り後初めての一軍出場なしに終わりシーズン閉幕直前に現役を引退した。

引退後

引退後は指導者に転身し、2020年より起亜の打撃コーチに就任するも2021年シーズン終了後に起亜とのコーチ契約を終了[6]

詳細情報

年度別打撃成績

年度 チーム 打率 試合 打数 得点 安打 2塁打 3塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 盗塁死 四球 死球 三振 併殺 失策
2003 KIA 0.140 42 43 5 6 0 0 0 6 2 0 1 2 1 23 0 0
2004 0.213 58 94 12 20 4 0 3 33 11 1 2 15 1 35 2 5
2005 0.000 12 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 5 0 0
2008 LG 0.243 27 70 9 17 1 1 3 29 9 0 0 8 4 23 1 0
2009 0.000 5 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 0
2010 0.244 11 45 5 11 1 0 2 18 4 0 0 2 0 15 1 0
2011 0.267 112 303 42 81 11 1 7 115 37 7 1 33 8 90 4 7
2012 0.216 103 273 32 59 9 3 0 74 17 3 2 32 7 78 7 6
2013 ネクセン 0.261 104 218 27 57 12 1 6 89 21 4 2 30 3 52 4 4
2014 0.147 39 34 2 5 1 0 0 6 0 1 0 3 1 12 1 0
2015 0.233 55 103 14 24 5 0 3 38 15 0 0 11 3 45 1 2
2016 KIA 0.292 124 411 73 120 30 3 16 204 67 9 4 60 5 108 8 6
2017 0.282 125 319 49 90 21 1 7 134 48 1 1 33 3 86 5 2
2018 0.204 32 49 3 10 3 0 0 13 2 0 0 5 1 15 1 1
2019 一軍出場なし
通算 15シーズン 0.253 849 1974 273 500 98 10 47 759 233 26 13 235 37 592 35 33

背番号

  • 6 (2003年 - 2004年)
  • 10 (2005年)
  • 3 (2008年 - 2013年途中)
  • 26 (2013年途中 - 2015年)
  • 17 (2016年 - 同年途中、2018年 - 2019年途中)
  • 4 (2016年途中 - 2017年)
  • 91 (2020年 - 2021年)

脚注

  1. ^ “KIA-LG大型トレード”. https://m.sports.naver.com/general/news/read.nhn?oid=111&aid=0000021356 
  2. ^ “LG-ネクセン小型トレード”. http://m.mydaily.co.kr/new/read.php?newsid=201304242157272228 
  3. ^ . https://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=001&aid=0006249523=古巣との対戦 
  4. ^ . http://sports.chosun.com/news/ntype.htm?id=201310090100095960006725&servicedate=20131009=ネクセンのプレーオフ 
  5. ^ “徐東旭応援歌と車一木応援歌”. https://www.youtube.com/watch?v=oFUG4DyIQSQ 
  6. ^ https://tigers.co.kr/contents/press/994207

徐東旭(ソ・ドンウク、在籍年度2003 - 2005・2016 - 2019)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 09:11 UTC 版)

起亜タイガース」の記事における「徐東旭(ソ・ドンウク、在籍年度2003 - 20052016 - 2019)」の解説

両打ち巧打内野ユーティリティ2005年トレード退団した2016年フリーエージェント復帰した

※この「徐東旭(ソ・ドンウク、在籍年度2003 - 2005・2016 - 2019)」の解説は、「起亜タイガース」の解説の一部です。
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