後挿入説・後記説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 06:55 UTC 版)
本巻は源氏物語の首巻であり、年立の上で最も早い時間軸の部分が描かれているが、続く巻である「帚木」とのつながりが悪いことなどを理由として古くは室町時代の注釈書である『源氏物語聞書』、近代に入ってからは与謝野晶子により、さらには池田亀鑑や阿部秋生らによってしばしば後挿入説・後記説が唱えられている。本巻と「帚木」との間の不整合については両巻の間に「輝く日の宮」の巻の存在を想定して解決しようとする風巻景次郎の説もある。
※この「後挿入説・後記説」の解説は、「桐壺」の解説の一部です。
「後挿入説・後記説」を含む「桐壺」の記事については、「桐壺」の概要を参照ください。
- 後挿入説後記説のページへのリンク