後手番ひねり飛車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 14:38 UTC 版)
ひねり飛車は通常先手番での作戦であるが、後手番でひねるやり方もある。 ひとつは横歩取り模様からの場合。横歩取り戦でもひねり飛車ができるのは通常は先手に限られるが、図のように横歩を取りにきたときに△3五歩とするもの。図5-1の△3五歩に、▲2六飛ならば△8六歩▲同歩△同飛で、▲8七歩△8四飛▲4八銀△3四飛。▲2四歩には△2五歩▲同飛△3三桂▲2六飛△2五歩など。 他には1982年3月、先手五十嵐豊一 vs. 後手田中寅彦戦(第40期順位戦昇降級リーグ3組(C級1組)での手順で、後手は△2三歩を打たずに△1四歩として、以下▲2八飛に飛車先交換後△8五飛と構えて図5-2の局面から△3三桂~2五歩~2四歩としてひねり飛車にしている。田中はその後1988年の棋聖戦や2007年にも用いるなど、度々この作戦を復活させている。
※この「後手番ひねり飛車」の解説は、「ひねり飛車」の解説の一部です。
「後手番ひねり飛車」を含む「ひねり飛車」の記事については、「ひねり飛車」の概要を参照ください。
- 後手番ひねり飛車のページへのリンク