後天的な変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 01:59 UTC 版)
ルイス式血液型では出生後に血液型は変化するがABO式では稀である。 白血病の治療などで造血幹細胞移植(骨髄移植)を行った場合には、移植したドナーの造血幹細胞によって血液を造り出すようになるため、原則としてドナーのABO式血液型に変わる。 骨髄性白血病などで、特定の抗原糖の産出が停止し、血液型が変わることがある。 細菌感染症で、細菌が出すジアセチラーゼにより抗原糖が変質し、血液型が変わることがある。 ただし、上述の病気や細菌感染症で変わることは非常に稀である。現在の知見では病気やその治療以外の原因で血液型が変化することは基本的にありえないので、病気や治療などの原因がないにも関わらず献血等で血液検査を行ったときに血液型が異なっていた場合は、本人や親の単純な思い込みや新生児での血液検査が間違っていたと考えた方が良い。
※この「後天的な変化」の解説は、「ABO式血液型」の解説の一部です。
「後天的な変化」を含む「ABO式血液型」の記事については、「ABO式血液型」の概要を参照ください。
- 後天的な変化のページへのリンク