形而上学的事項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/28 20:50 UTC 版)
義務論では道徳規則に従うことは自らの自由意志によって規定しなければならないとされる。これを自律という。ここで言う自由とは理性にとっての自由である。理性以外の一切のもの(例:短絡的欲求)によって行為を規定してはならない。こうしてカントは理性的存在者の自由と尊厳を確保したのである。人格の尊重を道徳規則とすると“汝や他者の人格を単に手段としてのみ扱ってはならず目的として扱わなければならない”となる。
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