彗星発見数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 05:42 UTC 版)
2021年現在も、オンライン公開されている太陽観測衛星の観測画像をダウンロードし彗星を発見し続けている。サングレーザーは毎年数百個見つかるほど数が膨大で、内那も毎週のペースで彗星を発見している。世界中の観測者が1つの最新画像に注目するため発見は時に1秒を争う。自分や仲間ではなく衛星が撮影したオンラインの画像を使用しているためこれらの彗星に内那の名はつかず「SOHO彗星」と衛星の名で呼ばれる。また新彗星は軌道が確定すればIAUよりC/などから始まる符号がふられるが、近年はこの符号はふられずサングレーザーとしての確定番号であるSOHO-xxxのような通し番号しか与えられない場合がほとんどである。 このような特殊な事情のため内那の彗星発見例を他の彗星発見例と同列に扱わない場面も多い(たとえば2018年にマックホルツ・藤川・岩本彗星が発見された際は2013年に発見された岩本彗星を基準に「日本人による5年ぶりの彗星発見」と報じられたが、この2つの彗星が発見される間に内那は158個の彗星を発見している)。しかし以下の表のように数多くの彗星を発見しており、上述の事情をふまえなければ内那は国内最多の彗星発見者である。その数は内那以外の日本人が発見した彗星の総計86個すら大きく上回る。 各年の発見数の推移以下のグラフは左は内那によるSOHO彗星の発見数、右は内那によるSTEREO彗星の発見数の推移。(年別,2021年9月12日時点)
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