弱い鍵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/03 18:36 UTC 版)
「International Data Encryption Algorithm」の記事における「弱い鍵」の解説
鍵スケジュールが非常に単純であるため、IDEAには弱い鍵が存在するという問題がある。0のビットが極端に多い鍵で暗号化すると暗号文が弱くなる。しかし、鍵を無作為に生成する場合、0のビットがあまりにも多くなるということはほとんどないため、実際上あまり問題にはならない。単純な回避策としては、個々の部分鍵を使う前に 0x0DAE のような16ビット定数とXORすればよい。 2002年にはもっと大きなクラスの弱い鍵が発見された。無作為に鍵を生成する場合、これも大きな問題とはならず、定数のXORによって一部は回避できるが、この論文では全ての問題がそれで回避できるかについて確信がないとしている。このため、IDEAの鍵スケジュールを根本的に再設計したほうがよいと提案している。
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