建部綾足の片歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/16 05:56 UTC 版)
江戸時代、建部綾足は俳諧発句を「片歌」と呼び、5・7・5の形式を短歌片歌、5・7・7の形式を旋頭歌片歌とすることを唱えた。綾足の片歌説は、俳諧を雅な文芸に連なるものと位置づける運動であり、綾足の片歌作品は、俳諧の季題を見直したり、故人の情感を追体験したりするものであった。綾足の説は一部の俳人に受け入れられるに留まったが、和歌と俳諧の接点である連歌を媒介として、門人を和学に導いたと評価される。
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