庫内手・助士見習い時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/11 14:58 UTC 版)
中村(なかむら) 機関区で修繕を担当する技工。当時は乗務員から格下に見られていたことから、松本曰く機関士の卵を殴って鬱憤を晴らしていたらしい。徹男も機関車扱いの問題で制裁を受けたが、彼の事を理解。中村本人に対しても分け隔てなく接する徹男に困惑しつつも「彼はいい機関士になれる」と見込み、試用期間最後のチャンスを与えた。 武田香子(たけだ きょうこ) 徹男が知り合った糸崎機関区の事務員。彼女の父は徹男たちの指導員であるが、実は戦死した元彼との間にできた子供を宿していた。徹男に子供の父という濡れ衣を着させてしまったことがある。後に真実を明かして、島根の親戚のところへ行くことになった。 武田・父(たけだ ちち) 徹男の機関区での庫出教育を受け持つ指導員。香子の濡れ衣話で徹男に嫌がらせをした。だが、徹男の腕前を認めていて、シャベル落下で不合格になった徹男を直後に機関助士見習いへ通過させた。 正木剛志(まさき つよし) 飛びぬけた運転技術で「甲組」にスピード出世した、伝説の男。徹男を早くから「自分の後継者」として目をかけた。とある「事故」で機関士への道を断たれそうになった徹男と、それと反戦運動の疑いで特高により命が危うくなった阿久沢を救うために、自らの命を投げ出した。 阿久沢次郎(あくさわ じろう) 兄が左翼運動に参加していることから、特高に反戦運動家の疑いをかけられたが、同期の正木に助けられて事なきを得た。
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