序列・権威の可視化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 23:54 UTC 版)
1875年(明治8年)4月10日、明治天皇の詔書により「賞牌」「勲等」が定められた。翌1876年(明治9年)11月15日、「賞牌」は「勲章」と改称され、さらに12月27日に最高位の勲等・勲章として大勲位菊花大綬章が制定されるに至った。 品位では国際的な普遍性を持ち得ず、国際社会において勲章として、その個人の階級区分を表象する必要性があったため、制度化された。栄典制度の充実と共に、1886年(明治19年)10月29日制定の「皇族叙勲内規」、1889年(明治22年)8月3日「皇族叙勲規則」を経て、1910年(明治43年)3月3日の「皇族身位令」にて明文化された(詳細は後述)。 勲位が一般臣民レベルでも天皇への近接性を示す権威となる中、皇族は身位に応じた勲章を授与されることで天皇に次ぐ権威を表象するようになった。
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