平滑筋増殖抑制作用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 08:45 UTC 版)
平滑筋増殖抑制効果があり、狭心症・心筋梗塞等における心臓カテーテル検査において用いられる血管内ステントに、ラパマイシンを配合したステント(サイファー Cypher)が製品化されており広く循環器科領域で用いられている。また、リンパ脈管筋腫症においても使用されている。 2017年8月1日、京都大学の戸口田淳也、池谷真らの研究グループが、骨格筋中に異所性骨が形成される難病である進行性骨化性線維異形成症の治療薬として「ラパマイシン」をiPS細胞を使って見つけたと発表した。また同日、臨床試験を開始すると発表した。iPS細胞を使った創薬の治験は世界で初めてとなる。 2017年10月5日、京都大学病院は「ラパマイシン」を用いた臨床試験を開始したと発表した。iPS細胞を使って発見した薬を用いた世界初の臨床試験となる。
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