平方採中法とは? わかりやすく解説

平方採中法 (middle-square method)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 18:40 UTC 版)

擬似乱数」の記事における「平方採中法 (middle-square method)」の解説

もっとも古い手法で、1946年頃、ノイマン提案した。TAOCPの新し訳本では二乗中抜き法と呼んでいる。 まず、適当に初期値決める。以下、その(乱)数を 2 乗した値の中央にある必要な桁数を採って次の乱数とする。これを繰り返して乱数列とする方法。ここで「中央」とは、求まった値を必要な桁数の 2 倍の桁数として見た時の中央である。たとえば、4 桁を必要としていて、求まった値が 7 の時は、最上位の前の位(千万の位)に「0」付け足して 8 とする(下の例を参照)。 (例)4 桁擬似乱数作ってみる。初期値を1763とする。 17632 = 03108169 → 1081 10812 = 01168561 → 1685 16852 = 02839225 → 8392 83922 = 70425664 → 4256 42562 = 18113536 → 1135 … こうして、擬似乱数列 {1763, 1081, 1685, 8392, 4256, 1135, …} を得る。 計算結果過去現れた数と同じ数が現れればループとなり、その長さ周期と言うが、線形合同法使えば周期最長のものが理論的に可能であるため、現代において平方採中法が利用されることはまずない。

※この「平方採中法 (middle-square method)」の解説は、「擬似乱数」の解説の一部です。
「平方採中法 (middle-square method)」を含む「擬似乱数」の記事については、「擬似乱数」の概要を参照ください。

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