平川橋とは? わかりやすく解説

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平川橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/28 07:52 UTC 版)

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平川橋
平川橋、西側より
基本情報
日本
所在地 東京都千代田区
交差物件 内濠
建設 1988年
座標 北緯35度41分24秒 東経139度45分29.4秒 / 北緯35.69000度 東経139.758167度 / 35.69000; 139.758167
構造諸元
形式 桁橋
材料 ヒノキ材、鉄骨
全長 29.7m
7.82m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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平川橋(ひらかわばし)は皇居北側の内濠に架かり、東京都千代田区一ツ橋一丁目から皇居東御苑に渡る木橋である。平川は神田川下流部の古い名で、日比谷入江に合流していた。流路はのちに東回りに変更され日本橋川や外濠川となった。平川の跡は大手濠などになっている。

歴史

徳川家康江戸に入る前はこの付近は上平川村、下平川村などの集落があり、平川という河川に粗末な門がある程度であった[1]。初代の橋が架けられたのは1614年慶長19年)[2]1635年寛永12年)、枡形櫓門番所が構築された。この櫓門と高麗門、平川橋を含めた一式を平川門といい、竹橋から侵入する敵を撃退する目的があった[1]。平川門は、当時は江戸城三の丸の正門で、徳川御三卿田安一橋清水の各徳川家の登城口であった[3]奥女中の通用門として「お局御門」[3]、死者や罪人をここから運び出したことから「不浄門」の異名を持つ[2]

現橋

数度の改修ののち1988年昭和63年)3月31日に現在の橋に架け替えられた。現橋は台湾ヒノキ材が使われ、橋脚と橋台は石造り、脚桁には鉄骨が使われている。親柱の擬宝珠には、寛永慶長などの銘が彫られている[2]。濠は平川橋を境に西側は平川濠、東側は大手濠と呼ばれ、水は平川濠から大手濠に向けて流れる[4]。現在皇居東御苑は一般公開され(開苑日は皇居東御苑#アクセスなど参照)、本橋は東京メトロ東西線竹橋駅からの最寄りの入口となる。

脚注

  1. ^ a b 『江戸・東京 橋ものがたり』
  2. ^ a b c 『東京今昔橋めぐり』
  3. ^ a b 千代田の橋 平川橋”. 千代田区観光協会. 2015年4月27日閲覧。
  4. ^ 皇居外苑濠 濠別管理方針 (PDF)環境省

参考文献




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