市町村合併の課題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 04:36 UTC 版)
古来、仙北郡北部の田沢湖町、西木村、角館町は「北浦」(きたうら)と呼ばれ、歴史的にもつながりが大きかったが、合併を巡っては問題が頻発している。 当初、3町村は合併して新市「仙北市」を誕生させる予定であった。ところが、庁舎の位置や、行政プロセスのあり方などを巡って西木村・田沢湖町 vs. 角館町という対立構造が顕著になり、角館町は合併協議会を離脱した。これに伴い、西木村と田沢湖町は合併して新町「田沢湖町」を誕生させる予定で交渉を進めた。 しかし、角館町議会は合併協議会解散の決議を否決し、合併の是非を問う町長の出直し選挙で合併推進派の新人候補が現職に大差で勝利した。そして、角館町が合併協議会に復帰、合併関連議案を可決したことで、2005年9月20日に仙北市が誕生することになった。なお、旧中仙町も北浦と呼ばれた地域であり、当初は北浦4町村での合併を模索していたが、離脱して大仙市に加入した。
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