山城国宗近御太刀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 05:15 UTC 版)
太刀。銘は「宗近」。皇位とともに伝わるべき由緒ある物(いわゆる御由緒物)であり、現在宮内庁侍従職が管理する皇室の私有財産(御物)である。小浜藩酒井氏に伝来してきたものを、1909年(明治42年)に、第16代当主の酒井忠道が明治天皇へ献上したとされる。その後、皇室所有の刀剣は、第二次世界大戦後の財産税や昭和天皇崩御の際の相続税として国庫に物納されたが、本太刀は小烏丸等と同様に引き続き御物として取り扱われている。御物の刀剣の多くは宮中祭祀などで役割を担っているが、本太刀も1月7日の昭和天皇祭で使用されることとなっている。
※この「山城国宗近御太刀」の解説は、「三条宗近」の解説の一部です。
「山城国宗近御太刀」を含む「三条宗近」の記事については、「三条宗近」の概要を参照ください。
- 山城国宗近御太刀のページへのリンク