尾張電気軌道による八事尾電球場の建設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 09:55 UTC 版)
「尾張電気軌道」の記事における「尾張電気軌道による八事尾電球場の建設」の解説
当時の名古屋市東部丘陵一帯はまだ雑木林の中にポツポツと家が点在する松林が続く未開の地であったため、旅客増加策として尾張電気軌道では、終点・八事天道付近に目玉施設である「八事尾電球場」を自ら計画した。 「八事尾電球場」は大正12~13年に設置され、現在は県営サンコート八事などの集合住宅が建っている。八事地区には、大正11年10月に運動具用商の山本権十郎氏が私財を投じて設置した「山本球場」があり、この2つ目の球場ができたことによって野球大会を開催するのに大変便利な地区となり、いつしか「中等野球のメッカ」となった。大勢の観戦客は尾張電気軌道を使い、大いに賑わったと云われている。
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