小林沼とは? わかりやすく解説

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小林沼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/16 19:05 UTC 版)

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小林沼(2011年10月)

小林沼(おばやしぬま)は、埼玉県久喜市菖蒲町小林にある[1]である。

概要

小林沼は小林裏沼または小林後沼とも称され[2]、かつて現在よりも広範な範囲に所在する自然沼であった。この自然沼を1728年享保13年)に掘り上げ田形式新田開発[3][4]、「小林後沼新田」と呼ばれる小区分の新田となった。昭和40年代になり、1966年昭和41年)7月に小林・栢間内水面特殊ほ場整備事業が竣工し[5]、周辺に所在する掘り上げ田と併せ圃場整備・農地改良が行われ、現在では通常の水田へと整備がなされた。この圃場整備の際、掘り潰れ(掘り上げ田に盛り土をするために採土をし、水面より低くなり水路になった部分。)を埋めるために採土が行われた跡が、現在の小林沼となっている。

小林沼の所在地である小林地内では1965年(昭和40年)頃まで掘り潰れにて12月過ぎに投網を用いてコイフナなどを捕り、捕った炭火焼にし、ベンケイに刺して乾燥させたものを正月に食すという食文化があった[6]。現在、小林沼は農業用水ため池として利用されている[7]。周囲には水田の農耕地が広がっており、周囲に沼を周回できる道路が整備されている。北側には沼落悪水路三間堀)が流れ、南に野通川が流れている。

所在地

関連項目・周辺

脚注および参考文献

  1. ^ 『菖蒲町全図』 菖蒲町役場 発行 2009年(平成21年)3月調整
  2. ^ 『菖蒲町の歴史と文化財 通史編』 (2006) 126-127ページ
  3. ^ 武藏國郡村誌第十二巻』 埼玉郡小林村
  4. ^ 『農のある風景』(28ページ) (PDF) - 埼玉県ホームページ
  5. ^ 『菖蒲町の歴史と文化財 通史編』 (2006) 273-274ページ
  6. ^ 『泣いた。笑った。生きた。』(23ページ) 菖蒲町企画財政課 編集 2004年(平成16年)11月 発行
  7. ^ 『菖蒲町の歴史と文化財 通史編』 (2006) 9-11ページ
  • 『菖蒲町の歴史と文化財 通史編』社会教育課編集 菖蒲町教育委員会発行 平成一八年三月一五日発行

外部リンク

座標: 北緯36度3分35.4秒 東経139度35分17.4秒




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