小千谷市吉谷のおいよ伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/25 03:01 UTC 版)
「郡殿の池」の記事における「小千谷市吉谷のおいよ伝説」の解説
小千谷市坪野においよという娘がいた。おいよが赤ちゃんの頃、お婆さんが庭で小便をさせていると、蛇にかかり、お婆さんは「おいよが大人になったら嫁に遣る」と言った。おいよが7歳の頃、庭に酒が置かれていた。その酒はいくら飲んでも無くならなかった。おいよが14歳の頃、両親と光徳寺の多屋講に出かけ、焼田の淵の渡し舟に乗ると、淵の真ん中で止まってしまった。船頭が「この中に池の主に見込まれている者がいる。皆、自分の持ち物を淵に下げてみろ」と言った。おいよが手拭いを入れると、引っ張れ、池へ沈んでいった。両親がおいよを呼ぶと、おいよはお嫁さんの姿になち、水上に現れ、また水中へ沈んでいった。再び両親がおいよを呼ぶと、龍の姿になり現れた。何年か後、おいよが実家へお産に来た。母に「21日間はお産の部屋をみるな」と言った。しかし、母が部屋を覗いてしまうと、おいよもその子も蛇の姿だった。
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