小兵力士の技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 08:54 UTC 版)
下手投げは、小兵の力士が必然的に繰り出す確率が上がる技でもある。 事実、舞の海や智ノ花はこの技をうまく使いこなして幕内に定着し、二人とも三役まで上がった。近年では朝青龍や日馬富士もそれほど大きい体格では無かったものの、この技を使いこなして横綱にまで登り詰めた。(体格が小さいのでその体格で上手を取るのは容易ではないため、また、強引に上手を狙うよりも潜り込むようにして下手を取りにいく方が、勝てる確率も必然的に上がるからでもある) しかしながら輪島大士は、横綱に昇進してその決まり文句を一蹴した。輪島は「下手投げでは大成しない」と言う決まり文句に対して、「下手投げでも根こそぎぶん投げるから構わない」と反論し、その左からの下手投げは「黄金の左」とまで呼ばれた。決して当時としても大柄とは言えない体格ながら、下手投げを最大の武器として横綱にまで登り詰めた。
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