小さなシールに大きな愛をとは? わかりやすく解説

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複十字シール

(小さなシールに大きな愛を から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/04 02:41 UTC 版)

Double-Barred Cross

複十字シール(ふくじゅうじシール)は公益財団法人結核予防会寄付のために作っているシール1903年デンマークで慈善募金運動のためにクリスマス・カードにシールを貼ったのが起源とされる。その当時、世界中で死亡原因上位とされていた結核を撲滅・予防するための募金手段として複十字シールが考案された。2008年の時点で複十字シールを発行している国は約80ヵ国以上である。

日本では1952年(昭和27年)より結核予防会から発行されている。沖縄では、1952年から本土復帰の1971年まで、琉球独自の複十字シールが発行されていた[注釈 1]

複十字マーク

複十字シールに使われているマークロレーヌ十字とされている)は、十字軍が自軍の盾の紋章として使用していたことから平和のシンボルとされた。その後、幾多の変遷を経て世界共通の結核撲滅・予防運動のシンボルマークとなった。ただし正確なロレーヌ十字の紋章は下部の横線が上部横線に比べて長いのが特徴であり、同団体が使用する紋章とは別物である。

複十字シールの特徴

切手と同様に目打がある。ただし、募金運動の際に販売される時は切手のように1枚から購入できるのではなく、シート単位での購入となっている。シール様式は4枚シールのものから50枚シールのものまで数種類が毎年世界各国独自のイラストデザインで発行されている。

日本の複十字シールの図案はかつては公募によるイラストであったが[1]2002年版からは安野光雅によるイラストが使用されている。

複十字シール運動キャラクター

シールぼうや
2001年9月24日生まれのてんびん座。いろいろな人と友達になることが得意でおしゃれなきれい好き。靴は自分で磨いている。世界中の複十字シールをコレクションしており、世界中の結核や胸の病気を制圧することを目標にしている。たすけあインコと仲よし。

複十字シール運動の歌

小さなシールに大きな愛を
2002年。作詞:山口峯生、作曲:海津翔太、唄:海津伶。毎年9月24日-30日の結核予防週間に開催されるイベントにおいて、吹奏楽版にアレンジされたものが演奏されている。
Human Love Forever
2008年。

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 沖縄では、1952年発行の複十字シールの募金活動と米軍の援助で、琉球結核科学研究所が解説された。複十字シールの発行は、翌1953年から財団法人琉球結核予防会(現在の一般財団法人沖縄県健康づくり財団)が1971年の本土復帰まで行った。http://www.ganjuu.or.jp/detail.jsp?id=49415&menuid=10588&funcid=1

出典

  1. ^ 「郵趣の目 国内情報 複十字シール、1990年版発行」『郵趣』(日本郵趣協会)1990年10月号、57頁。

外部リンク


小さなシールに大きな愛を

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 07:23 UTC 版)

複十字シール」の記事における「小さなシールに大きな愛を」の解説

2002年作詞:山口峯生、作曲:海津翔太、唄:海津伶。毎年9月24日-30日結核予防週間開催されるイベントにおいて、吹奏楽版にアレンジされたものが演奏されている。

※この「小さなシールに大きな愛を」の解説は、「複十字シール」の解説の一部です。
「小さなシールに大きな愛を」を含む「複十字シール」の記事については、「複十字シール」の概要を参照ください。

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