寸又峡とは? わかりやすく解説

すまた‐きょう〔‐ケフ〕【寸又峡】

読み方:すまたきょう

静岡県中部大井川支流寸又川にある峡谷寸又川ダム下流付近から大間(おおま)ダム飛竜付近までの間をいう。ツガ・モミ・ヒノキ・スギなどの原生林おおわれている景勝地


寸又峡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/04 20:55 UTC 版)

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寸又峡
静岡県における寸又峡の位置
※印は寸又峡温泉

寸又峡(すまたきょう)は静岡県中部、川根本町にある大井川支流、寸又川の峡谷。全長16kmで、比高は100mに達する。

概説

赤石山脈の隆起と寸又川の激しい下刻作用によって、複雑に入り組んだ流れが特色。穿入蛇行、貫流丘陵などは独特の地形。今でも浸食が激しく、寸又峡温泉のある大間集落付近には、元々河床があったと見られる跡がある。上流地域は手付かずの自然が多く残り、1976年3月22日大井川源流部原生自然環境保全地域に指定されている[1]。また、以前から林業が盛んであったため、その名残として飛龍橋や散策路が残っており、観光遊歩道として再生。2002年には、遊歩百選に選ばれた[2]

新緑紅葉の季節は格別に美しく、また夏場の観光客も多い。大間ダム湖に架かっている夢の吊橋は有名な観光名所である。

夢の吊橋

夢の吊橋

「夢の吊橋」北緯35度10分52.1秒 東経138度6分44.2秒 / 北緯35.181139度 東経138.112278度 / 35.181139; 138.112278は、大間ダム湖にかかる延長約90m、高さ約8mの吊り橋。その名称については、に出そうな幻想的な橋という意味の他に、渡るのが怖くて夢に見そうな橋という意味合いもある。

一度に渡れる人数は10人に制限されている。また、行楽シーズンなど観光客で賑わう日は一方通行となることがある。

2012年10月、トリップアドバイザーの企画「バゲットリスト」の「死ぬまでに渡りたい世界の徒歩吊橋10」に選ばれた[3]

アクセス

周辺の観光スポット

登山基地

寸又峡は南の黒部渓谷とも称され、南アルプス深南部や寸又三山への重要な登山口となっている。

脚注

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  1. ^ 大井川源流部原生自然環境保全地域”. 環境省ホームページ. 2014年7月15日閲覧。 “自然環境保全地域名:大井川源流部原生自然環境保全地域、面積(陸域のみ):1,115ha
  2. ^ 遊歩百選”. 日本百選 都道府県別データベース. 2014年7月15日閲覧。
  3. ^ エメラルドグリーンの湖面を空中散歩。寸又峡「夢の吊橋」を渡り、大井川鐵道に乗る!│観光・旅行ガイド” (日本語). ぐるたび. 2020年6月1日閲覧。

関連項目

座標: 北緯35度10分44秒 東経138度06分21秒 / 北緯35.178792度 東経138.105753度 / 35.178792; 138.105753 (寸又峡)




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