寡占企業間の結託とは? わかりやすく解説

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寡占企業間の結託

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 13:56 UTC 版)

寡占」の記事における「寡占企業間の結託」の解説

寡占企業共謀して価格引き上げ生産制限するという一社独占似た状態が生まれることもある。こうした共謀に公式な協定などがあれば、それはカルテル呼ばれる。また寡占企業は、投資生産増強による当該市場固有のリスク削減するため、不安定な市場安定化させよう共謀をすることもある。ほとんどの国では、こうした共謀対し独占禁止法などの法的制限がある。しかし法規制逃れるため、公式な協定作らず共謀起こすこともある(もちろん協定文書化されなくても、企業同士実際話し合いが行われればそうした共謀違法となる)。たとえば、いくつかの産業では、市場リーダーとして定評のある企業があり、そこがプライスリーダーとして価格決めると他社追随する、というものがある。さらに、長期的な商行為繰り返され結果暗黙カルテル出来上がっていることもある(たとえば、近接するガソリンスタンド値引き合戦繰り返されるうちに、お互いに値引きをしても利潤増えないことを学び自然と高い価格付け合ったままにしている、など)。

※この「寡占企業間の結託」の解説は、「寡占」の解説の一部です。
「寡占企業間の結託」を含む「寡占」の記事については、「寡占」の概要を参照ください。

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