宿泊施設非常代行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 14:44 UTC 版)
日本の鉄道の場合、突発的な鉄道事故や自然災害などによる輸送障害により発生した長時間の運行停止に伴う大幅な遅延が発生した場合、やむなく使用していた鉄道車両(始発・終着駅で別の車両で振り替えができる場合には別の車両)を用い、一時的な宿泊施設として用いる事例をこう称する。 この場合、車両は寝台車両が存在しない新幹線の場合もそうであるが、在来線の場合でも座席車が用いられるケースが多い。場合によっては車内で横になれるようにカーペットカーやお座敷車両といったジョイフルトレインを開放することもある。 こういった状態は深夜・早朝帯に終着駅に到着し、すでに周辺の列車運行が終了している時間帯でかつ、列車手配が困難な事例で主に行われることが多い。しかし、緊急停車中の車内でいわゆるカンヅメと称される事態が起こった場合で、ほぼ深夜帯に掛かることが想定される場合、ないしはそういう事態が発生した場合に仕立てられることもある。 この設定は運転業務において運行管理者の判断により行われることが多い。
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