家庭における放任
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/18 06:19 UTC 版)
放任という言葉が、一般の日常生活の場で使われる場合には、もっぱら家庭教育の範疇で、その家庭における子供の養育(育児・しつけ)方針のある方向性を示す傾向がある。この場合における「放任主義」とは、主に子供には何も要求しないでお手伝いの分担も自主性に任せる代わりに、何らかの失敗があってもフォローしないという程度である。 なお行動には結果が付いて回るわけだが、この結果にどのように対応するかの意思決定も当人に負わせるのが放任である。更に言えば、その選択が間違っている場合でも手を出さないのも放任であるが、ただ子供は成長過程で社会通念上モラトリアムと呼ばれる社会性を獲得する過程で間違いが許容される期間があり、これを過ぎてなお過ちを繰り返す場合には、ある一定年齢以上から途端に社会責任を追及される結果となる。このため、放任においても規範を身を持って示すことを通して価値判断を行う基準をきちんと教育する必要性は存在する。
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