実写とアニメ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 09:19 UTC 版)
アニメ監督の押井守が監督した実写映画『アヴァロン』について、彼は「実写素材を使用して作ったアニメーションである」と主張している。実写で撮影しても、コマ抜きやスローモーションなどでタイミングを変えるとアニメーションとも呼べるという見解もあり、この言葉の定義は今後変わることも予想される。 ただし、アニメーション自体が元々特殊技術のひとつの形でしかないため、実写素材を使ったアニメーションは単に特撮=SFXではないかという意見もある。 押井の見解は、アニメおよび実写という呼び方が技法というよりはジャンルとして差別化するかたちで実際に撮影した映像を「実写」と分ける傾向が、日本ではことさらに強いことに起因すると考えられる(アメリカなどでは、アニメーションで人気が出たら実写メディアで映像化することはごく普通であり、そういった区別もさほど必要とされない模様)。 アニメと実写の両方を兼任する映画監督として、庵野秀明、押井守、大友克洋が代表的である。
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