定常円旋回テスト
定常状態で円旋回を行い、ステア特性などを評価する試験方法をいう。もっとも基本的な操縦安定性の試験である。具体的には(1)旋回半径を一定として車速を順次変える方法(2)ハンドル角を一定として車速を変える方法(3)車速を一定にしてハンドル角を変える方法があり、JIS、IS0では(1)を採用している。アメリカでは(2)(3) も行われている。本来は、車速やハンドル角は一定に保ち、データごとに条件を段階的に変えていくが、定常とみなせる範囲で緩やかに変化させながら行うこともある。評価項目は、一般にステア特性、最大横加速度、スタビリティファクター、限界時のクルマ挙動や横加速度または求心加速度に対するロール角、保舵力の変化などである。
参照 最大横加速度、スタビリティファクター、ステア特性、旋回性能、保舵力、ロール角- 定常円旋回テストのページへのリンク