安倍宗明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 09:46 UTC 版)
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安倍 宗明(あべ の むねあき)は、平安時代後期の貴族・陰陽師。安倍晴明の曾孫。権天文博士・安倍親宗の子。官位は従五位下・権天文博士。
経歴
権天文博士に任ぜられ、たびたび天文密奏を行っている。例えば、康和5年(1103年)2月16日[1]と永久元年(1113年)7月16日[2]に発生した月食の際に天文密奏を行ったことが藤原忠実の日記『殿暦』に記されている[3]。その他の天変や地震などの際にも宗明が天文密奏を行ったことが『殿暦』や『中右記』などから知ることができ、陽明文庫所蔵の『諸道勘文』には天仁3年(1110年)5月11日[4]に宗明が提出した天文道の勘文が記されている。
天文博士の官職は子・広賢に継承されて、その一族は天文道の家柄となり「宗明流」と称された。
系譜[5]
- 父:安倍親宗
- 母:不詳
- 妻:不詳
- 男子:安倍晴仁
- 男子:安倍広賢(1107-1162)
- 男子:信弁
脚注
参考文献
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- 赤澤春彦「鎌倉期における安倍氏の展開」(所収:『鎌倉期官人陰陽師の研究』(吉川弘文館、2011年) ISBN 978-4-642-02893-6 (原論文2008年)
- 関口力「安倍宗明」(『平安時代史事典』(角川書店、1994年) ISBN 978-4-04-031700-7)
- 槇野廣造 編『平安人名辞典―康平三年〈上〉』(和泉書房、2007年) ISBN 978-4-7576-0396-7
固有名詞の分類
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