宇宙丸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 02:08 UTC 版)
宇宙丸(うちゅうまる)は、観光丸の前段階として麻布大学教授のパトリック・コリンズが提案した、高度100km、5分間の準軌道飛行を目的とした再使用型の宇宙旅行用宇宙船。直径5.4m、長さ8.5mの円錐形で、燃料には液体水素・酸素を使用。これらの技術ベースは宇宙科学研究所で開発されているRVT(再使用ロケット実験)を利用することを提案している。ロケットエンジンは4基で、最高速度は秒速約2km。定員は5名以上と多いが、目標とするものは2004年にスペースシップワンが達成したAnsari X Prizeとほぼ同じ(X Prizeは定員3名)である。開発期間は3年で費用は100億円以上300億円以下、宇宙旅行の費用は最終的には一人当たり30~50万円にまで下がると見積もっている。なお、スペースシップワンの開発費は2,500万$(約28億円)だと言われている。
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