孤憤とは? わかりやすく解説

孤憤

読み方:こふん

一人憤ること。自分ひとりでどうしようもない世間仕組みなどに、一人憤り覚えるさま。孤憤の情。もとは『韓非子』に見られる語。

こ‐ふん【孤憤】

読み方:こふん

自分一人世間ありさま憤ること。

満腔の—を漏らした」〈蘆花思出の記


孤憤(第十一編)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 17:04 UTC 版)

韓非子」の記事における「孤憤(第十一編)」の解説

法の力によって君主の元で正し政治実現しようとする者(法術の士)と、君主気に入られ多くの人を従えて私利図り王朝害している臣下(当途の人)とは相容れない敵どうしである。しかし当途の人は、君主気に入られており、君主顔なじみであり、耳に気分のよいことだけを言い身分高く子分多く従えている。そのような相手に対して君主のおぼえがなく、新参者で、耳の痛いことを口にし、身分低く味方のいない法術の士が勝て見こみは、全く薄いのである。そしてこの力の差を以って法術の士は身の危険さらされる。当途の人は何か罪をでっちあげられるのならば、刑罰利用して表から殺そうとし、それができなければ刺客放って裏から殺そうとする。このような状況にあって、当途の人とそれにつきしたがって利益得ようとする下の者たちが好き勝手にふるまい有能な者や潔白な者が彼らにはばまれ政治腐って王朝をほろぼすのである

※この「孤憤(第十一編)」の解説は、「韓非子」の解説の一部です。
「孤憤(第十一編)」を含む「韓非子」の記事については、「韓非子」の概要を参照ください。

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