姫TV
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『姫TV。』(ひめテレビ)は、1988年秋から1993年までテレビ朝日 (一部ローカルネット) の深夜帯で放送されていたホリプロ制作のオムニバスバラエティ番組である。ステレオ放送。
概要
番組名の「姫」の通り、女性向けの深夜番組として制作。深夜帯で働いている人たちが帰宅して、寝る前に観られるような番組というコンセプトが本来の企画の狙いだった。
開始当初は「男子禁制番組」と銘打ち、女性タレント同士がファッションや恋愛などについて語るガールズトークをメインにしていた[1]。その合間にVTRによるミニコーナーを放送する構成を取っていたが視聴率が低迷したため、1989年に番組の方向性を変更。キワモノ・脱力系のコントやフェチ映像・お色気要素を含むクイズ等を中心とするロケ&スタジオ収録のオムニバス バラエティへ移行。この頃から男性タレントが出演するようになり、ブッチャーブラザーズや井手らっきょ (途中から) などが出演した。
1992年秋に再びリニューアルして、司会の長田江身子と女性タレントたち (番組内では「ちょっとオババな女子たち」と表現) によるガールズトークがメインになり、番組初期のコンセプトへと戻す形となったが視聴率が低迷したため、番組は1993年に終了した。
後年、ぶっちゃあが自身のYoutube 公式チャンネルで「業界とお店関係での視聴率が凄かった」と述べた。「視聴率が好調だったときにプロデューサーさんがこの番組の知名度をもっと上げようと、もっと売り出そうと考え、雑誌や新聞にクイズタイム小学生のコーナーを取り上げた所、当時のテレビ朝日の局長がそれを知り、急に番組は打ち切り (マイナーチェンジ) になってしまった」と振り返っている[2]。
放送時間
放送日時は全て、テレビ朝日でのもの。
- 初期
- 日曜午前(土曜深夜)4時頃に放送。土曜深夜枠自体が若干流動的な編成(『ウィークエンドナイトシアター』を放送していたが放送尺が確定されていない)であったため、放送時間は特に決まっていなかったが基本的に『CNNデイウォッチ』終了後の午前3:40 - 4:10に放送した。
- 中期 - 末期
- 1989年秋頃から土曜午前(金曜深夜)4:30 - 5:00へ枠移動。毎月最終週は『朝まで生テレビ!』放送のため、休止。番組放送直前の1:25 - 4:30は『こだわりTV 金曜PRE★STAGE』を放送していたが、同番組は全米オープンゴルフの中継がある日には休止となるため、当番組は午前3:00 - 3:30に繰り上げて放送した。プロ野球中継の延長や『大相撲ダイジェスト』の放送などで開始時間が午前4:55や5:25からと深夜ではなく、早朝からの放送になることがあった。
主なコーナー
- クイズタイム小学生
- 『クイズタイムショック』(テレビ朝日)のパロディコーナー。女性の解答者(AV女優や新東宝映画系に出演女優)が服を全部脱ぎ、体を隠す白いパネルの後に立つ。司会者(ブッチャーブラザーズのリッキー)が出題する小学校レベルのクイズに答える。
- 問題は全13問で、7問以上 答えたらブランド物の時計など豪華賞品のプレゼントが貰えるが答えを間違えると7枚あるパネルを1枚ずつ剥がされていく。パネルが無くなると全裸姿になり、クイズ終了。当初は一問でパネルが2枚外され、4回間違えると全裸にされていた。
- クリアすると、中学生レベルの「クイズタイム中学生」へステップアップしたが問題はクイズタイム小学生に比べ、桁違いに難しく、一問も答えられずに終わるケースが多かった。最終回では最後の1枚が剥がされるシーンを連続フラッシュで放送した。
- パネルは女性アシスタント(初期は女性レギュラー出演者 → 途中からは放送作家のもゆか)が剥がしていた。コーナーが人気を得たことで、お色気番組のイメージを持っている視聴者は多い。
- コーナーは、2005年にはじめ企画がリリースしたアダルトDVDで再現された[3]。2007年7月26日、『アメトーーク』(テレビ朝日)の「ブッチャーブラザーズの子供たち」[4]で当時の映像を放送したが現在の放送倫理の影響で、胸元の1枚が剥がされるシーン以降は放送されなかった。
- モノクロタイム
-
月野物子 ()と乳頭黒美 ()による、ガールズトークを中心としたミニドラマ。 - スーパーギャルソン
- 妻から馬鹿にされている冴えない中年男がダンディな男に変身して、妻のピンチを救うミニドラマ。
- アーバンデンジャラスゾーン
- 「大都会には危険がいっぱい」と題し、都会に存在する低レベルな危険をコント形式で紹介するコーナー。
- びっくり人間大集合
- あなたの好きなもの3連発ショー
- ラッキーチャチャチャSHOW
- 格言立証
- あなたのお肉の年齢測ります
- どこまで耐えられるかSHOW
- あなたの夢あなたに代わって叶えます
- クイズ!答えは一斗缶
- 動体視力検査ショー
- 反射神経テスト
- あなどれない順子
- ガッカリ大会
- 特別企画として放送。平常放送時と同じコーナーを実施するが、クイズタイム小学生の解答者が井手らっきょであるなど、視聴者を終始 落胆させる内容で放送した。
出演者
- 井手らっきょ - 初期の途中から参加し、1992年のリニューアル直前まで出演。
- ふせえり - リニューアル後から出演。
- ブッチャーブラザーズ[5] - 1992年のリニューアル直前まで出演。
- 劇団無知無恥(片桐ケベ・関口ふで[6]・飯島久代・柳瀬恭 ほか)
- 山瀬まみ - 初期に数回出演。
- 水島裕子 - 時々出演。
- 坂井順子 - 時々出演。
- 郷里大輔 - 1992年リニューアル後のナレーターを担当。最終回は顔出しでリポーター出演もした。
- 長田江身子 - 1992年のリニューアル後から番組終了まで出演。
- 植田あつき - 1992年のリニューアル後から番組終了まで出演。
- 沢口梨々子 - 1992年のリニューアル後から番組終了まで出演。
エピソード
収録は野外ロケに関しては制作しているホリプロがある目黒周辺や多摩川の土手などで行い、スタジオ収録パートは六本木のテレビ朝日 六本木別館にあった日本ケーブルテレビジョン (JCTV) で行われた。
かなり極端な低予算番組として知られ、出演者は基本的にノーギャラで、出演者の井手が「運が良いとギャラが出る」と証言していた他、1991年頃は番組内でスタッフの募集を行った際に「ギャラは出ませんが温かいお弁当が出ます」と告知する程だった。
スタジオは基本的に美術セットを置かず (美術スタッフを発注せず、JCTVのスタジオ スタッフの協力で番組スタッフが小道具を用意したり、スタイリストが貸衣裳を手配する等の工夫を凝らす)、白背景のままで収録した。その低予算振りはビートたけしが『北野ファンクラブ』(フジテレビ)で「深夜で本当に予算が無い番組はこの番組(北野ファンクラブ)と姫TVだ」と発言する程だった。
スタッフ
- ナレーション:皆口裕子(姫TV小学7年生 時代)→ 郷里大輔(末期リニューアル後から)
- 構成・演出:下等ひろき(現在:加藤裕己・ロケコントやボイスアクトでまれに出演)
- 構成:石田章洋(途中まで)→ 以下途中から 清松勝彦、高橋萠夏、柳瀬恭(劇団無知無恥)
- 技術:日本EJシステム(ウッドオフィス関連企業)→ テレテック → ビデオレック・大井直 → VIC・後藤一平(末期リニューアル後から)
- 照明:MAX PROJECT(石川芳雄、橋本俊夫、本多典史)
- 編集:竹内博志(スタジオアバ 後に日本テレビビデオへ)→ 阪野秀行、飯田美由紀(末期リニューアル後から)
- MA:岩橋哲夫(スタジオアバ)、小川るみ(スタジオアバ 後にオムニバス・ジャパンへ)→ 石川晴樹(※リバーブ石川と表記 アンサーズ・末期リニューアル後から)
- 効果:佐藤裕二(サウンドプロ企画)
- ヘアメイク・スタイリスト:斉藤舞佐子
- ディレクター:大澤宏一郎(ホリックス・初期は制作進行)→ 鈴木晶子(ホリックス)ほか
- プロデューサー:鈴木宏男(テレビ朝日)、佐藤木生(ホリプロ)→ 波多野正美(テレビ朝日)、尾川祐司(ホリプロ)
- 制作協力:ホリプロ(初期はホリプロダクションと表記)
- 制作著作:テレビ朝日
テーマ曲
オープニングテーマ
- 作品4(アート・オブ・ノイズ)、Summer Time(三宅純(ジョージ・ガーシュウィンのカバー))
- おしゃれフリーク(シック、1992年 - 番組終了)
エンディングテーマ
- ゴォ!(山瀬まみ)
- 遅咲きスキャンダル(種ともこ)
- OHAYO(種ともこ)
- だってしょうがないじゃない…いろいろあんだもん(吉村明宏&真由美)
- 無敵のビーナス(GO-BANG'S)
- 絹の靴下(夏木マリのカバー曲・歌手不明)
- 思い出の九十九里浜(しじみとさざえ、1991年)
- 年下の男の子(キャンディーズのカバー曲・歌手不明)
- ビートバック(アート・オブ・ノイズ)
- 上を向いて歩こう(坂本九)※最終回のエンディングに、当番組に携わったオールスタッフのポラロイド写真に直筆の名前が記入された物を次々と出していく時のBGMで使用された。
脚注
- ^ “全裸姿がカメラに……伝説のお色気番組を振り返る”. エキサイトニュース (2017年9月12日). 2025年1月15日閲覧。
- ^ ぶっちゃあTV (2023-03-31), プレバトのバナナアートでお馴染みエンドケイプさんと姫TVの話で盛り上がる 2025年1月25日閲覧。
- ^ “はじめ企画 作品検索 クイズタイム”. archive.md (2015年11月11日). 2024年9月5日閲覧。
- ^ “ブッチャーブラザーズの子供たち |アメトーーク!|テレビ朝日”. www.tv-asahi.co.jp. 2024年9月5日閲覧。
- ^ “ブッチャーブラザーズ | Sun Music Group Official Web Site”. sunmusic-gp.co.jp (2023年). 2024年9月5日閲覧。
- ^ “関口 ふで | アークエムプロモーション”. arkm-pro.com. 2024年9月5日閲覧。
関連項目
- バラエティ番組
- お笑い番組
- 女性向け番組
- お色気番組
- ホリプロの制作番組一覧
固有名詞の分類
- 姫TVのページへのリンク