妙法院蓮華王院本堂風神像・雷神像(京都市東山区、国宝)
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二十八部衆同様、千手観音の眷属で、高い岩座の上の雲に片膝ついて下界を見下ろすポーズであることから、もとは中尊の上方に配されていたものと推定される。やはり運慶2代目の慶派仏師たちの作と考えられ、13世紀前半の年代が想定される。いずれも寄木造で玉眼嵌入。風神は風袋を手にし、雷神は太鼓を背負い桴(ばち)を手にしている。眼を見開き、手を広げて暴れる陽気な風神と、眉をややひそめて少し内にこもるやや陰気な雷神とが対照的で、前者は朱で、後者は緑青で彩色されている。
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