いか‐が【如=何】
読み方:いかが
[形動][文][ナリ]成り行きや結果を危ぶむさまを表す。どのよう。「その考え方は—なものか」
[副]
1 状態・意見などについてたずねるさま。どう。どのように。「御機嫌—」「この件は—いたしましょうか」
2 事の成り行きについて疑問をさしはさむ気持ちを表す。どう。どんなもの。「その案は—かと思う」
3 相手を誘ったり、相手に勧めたりする気持ちを表す。どうですか。「お一つ—」「あなたも御一緒に—」
「—言ひやるべきと、近う居給ふかぎりのたまひあはせて」〈枕・三五〉
5 反語の意を表す。どうして…か。
「かくばかり逢ふ日の稀になる人を—つらしと思はざるべき」〈古今・物名〉
いか‐ん【如=何/奈=何】
どう【如=何】
読み方:どう
[副]
1 事物の状態・方法などを、不明または不特定のものとしてとらえる気持ちを表す。どのように。どのよう。「彼の意見を—思うか」「—すればいいのかわからない」
2 相手の意向を問うことより、ある動作を勧める気持ちを表す。「まあ、一杯—だい」「—、もう帰りませんか」
[補説] 「どう」は方法や状態に関する疑問の気持ちを表し、「どんなに」は、性質や状態の程度を表す。したがって、「君の家へはどう行ったらいいのか」の「どう」を「どんなに」とは置き換えにくいが、「どう考えてもわからない」の「どう」は「どんなに」に置き換えられる。また、「どんなに寒くてもこたえない」の「どんなに」を「どう」に置き換えることはできない。なお、「どのように」は、「どう」と「どんなに」双方の意味を兼ね備えているから「君の家にはどのように行ったらいいのか」とも「どのように寒くてもこたえない」とも言える。
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