女性スケーターの獲得
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/08 02:46 UTC 版)
「日米対抗ローラーゲーム」の記事における「女性スケーターの獲得」の解説
日本に戻った森は日本に残していたメンバーの再訓練と女性メンバーの獲得に動いた。メンバーと協力して東京と近郷に点在するスケートリンクの出口に立ち女性スケーター募集のチラシを配布した。「今応募したら即アメリカのトレーニングスクールで育成します」…しかし、そのようなチラシの内容に興味を寄せる人は誰1人としていなかった。正真正銘本当の誘いのチラシであったが「そんなうまい話があるか」というような顔をされてまったく相手にされなかった。 「女性が集まらなければ日本人チームの結成はありえない。」森には日本人チームの結成を目指して数年間練習を繰り返してきた仲間たちにプロスケーターとして走れるだけのレールと道筋を作ってやることが出来ない焦りがあった。そんな時、日本でサンダーバードのローラーゲーム放送が全盛の頃にファンクラブが作られていたことを知らされた。「ファンクラブの中の女性ならスケーターを目指してくれる人がいるのではなかろうか」と思いつき当時のファンクラブの所在を探した。 当時のゲームのファンクラブ会長相川京子を探しあてた。森は事情を話して会員の住所録を譲り受けた。100名以上の女性会員のみにナショナルスケーティングダービー日本支社の名をかたりスケーター募集の封書を送付した。数日も経たないうちに待ちに待った女性の応募があった。綾部圭子、堀井由美子、岡田恵子であった圭子の妹、喜美江もいたが高校生であるために除外して練習生に留めた。
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