奈良の鹿にまつわる伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 06:33 UTC 版)
三作石子詰め(さんさくいしこづめ)という伝説がある。その昔、興福寺の寺子屋で三作という名前の小僧が習字をしていた、そこに鹿が現れ半紙を食べられそうになったため、小僧はとっさに文鎮を鹿に投げつけた、ところが急所に当たったためか、鹿は死んでしまった。神鹿殺害の罪は穴に石で埋められる石子詰め刑罰と定められており、三作もこの刑で死罪となった。嘆き悲しんだ母親は三作の霊を弔うため、毎日明け7つ(午前4時)暮れ6つ(午後6時)に菩提院大御堂の鐘をついて供養に努めたという。現在、興福寺菩提院大御堂の前庭には三作の塚がある。
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