太子・醉象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/28 05:22 UTC 版)
▲持ち駒 桂桂香小原大介「古風作物」 中将棋などに存在する太子は、玉と同じ働きを持つ駒である。このため、盤上に太子または成ることができる醉象がいる場合、玉が複数いるのと同等である。この場合、ルール上全ての玉と太子を詰めないといけない。 太子や醉象は現在の将棋で使われていないため現在の通常の詰将棋で使われることはないが、上述のフェアリー詰将棋や詰中将棋などでは配置される可能性がある。 実際に醉象が使われた作品として、小原大介の「古風作物(1707年 右図)」がある。この問題では、玉が詰んだ直後に醉象が成るため攻め方は玉を取った後太子も詰まさなくてはならない。この作品は途中で玉を取るが、取った玉を持ち駒として使用することはない。 詰中将棋で攻め方に玉と太子がいる場合、太子が残っていれば玉が取られてもかまわない。よって、「玉で王手」も可能である。
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