太子擁立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 07:35 UTC 版)
夫差は呉王闔閭の次男として誕生し、本来ならば太子は、斉の景公の公女を娶っていた長兄の波であった。しかし妻を亡くした兄の太子波が若死にした上に息子もいなかったので、彼にも王位継承を争う機会が生まれた。そのため夫差は闔閭の信任の厚い重臣である伍子胥に自分を新太子に推薦するよう熱心に頼みこんだ。闔閭は「夫差は暗愚なうえに人情に薄く人の上に立てるような人間ではない」と危惧を示したが、夫差の熱心な運動と何より自らの右腕である伍子胥の顔を立てるために、夫差を太子とした。
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