天然繊維索
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 05:09 UTC 版)
天然繊維でできたロープを天然繊維索という。 マニラロープ : マニラアサの繊維で作られるロープ。ロープの色は黄色味のある銀色で、真珠のような光沢がある。強度はヘンプロープより劣るが、軽量で水に浮かびやすく、良質のマニラロープは硬くて柔軟性に富む。 コットンロープ : 柔軟性があり吸水性が高い。 サイザルロープ : ユカタン半島やジャワ島などに生育するサイザルアサの繊維で作られたロープで、ヘンプロープやマニラロープと比較して色が白い。マニラロープの生産量減少に伴い、代替品として流通量が増えた。強度はマニラロープの3分の2程度。 ヘンプロープ : 大麻(ヘンプ)で作られたロープで、白麻ロープとも呼ばれる。強度は天然繊維索の中で最も高いが、水に弱いため、雨などの影響を受けない場所で使用する。 シュロ縄 : 天然繊維の中でもっとも劣化(腐敗)しにくいと言われ、造園の竹垣などによく使われる。黒または茶色に染めてあることが多い。
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