大西姓の起源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/31 01:11 UTC 版)
大西郷は四国中央部における大西姓の発祥地である。大西郷を本拠地にしていた有力者(近藤氏、小笠原氏、阿波忌部氏など諸説ある)が大西へと姓を改め、200年程の間に伊予国宇摩郡(現愛媛県四国中央市)、讃岐国豊田郡(現香川県観音寺市)、土佐国長岡郡(現高知県長岡郡)へと勢力を拡大して、勢力下にあった地域では善政を施した。 長宗我部氏の四国統一によって大西一族が滅亡した後、大西氏の勢力下にあった各地で大西氏を祭る大西神社が出来ただけでなく途絶えたはずの大西姓を名乗る者も少なくなかった。 当時は滅亡した名家と血縁関係があるように偽ることで自らの家柄をよく見せる者がおり、庶民に評判の良かった大西氏がこれに丁度良かったからではないかと考えられる。このため、三好郡と隣接郡にある大西家の家系図を収集して比較すると相違点が数多く存在する。 現在、三好郡・三好市と香川県において一番多い姓は大西である。
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