大帰化
外国人の帰化に関する制度のうち、特別に日本に功労が認められる者に対して、通常一般の帰化の要件を満たしていない場合でも帰化を承認する制度。国籍法第9条で規定されている。
大帰化が承認されると、通常の帰化の条件である5年以上の連続居住といった実績がなくても、日本国籍を取得することが認められる。
大帰化は、個別の案件ごとに国会で審議され、承認される。あくまで承認するのみであり、承認されたからといって現国籍の放棄が義務付けられるわけではない。
大帰化は2012年4月27日現在、適用された事例はまだないが、フィギュアスケートで高橋成美とペアを組み顕著な成績を挙げているマービン・トランが日本国籍取得の意思を表明しており、日本スケート連盟や自民党などは大帰化も含めて国籍取得を支援すると述べている。
関連サイト:
国籍法 - 法務省
「大帰化」を提案 政界もトランの日本国籍取得後押し - スポニチ 2012年4月27日
大帰化(第9条)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 04:14 UTC 版)
「国籍法 (日本)」の記事における「大帰化(第9条)」の解説
日本に特別の功労がある外国人に対し、国会の承認を経て特別に普通帰化の要件を満たさなくても帰化を許可できる規定だが、2018年9月現在、実際に本規定が適用された外国人はいない。
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