大学入試共通テストへの提供
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 01:27 UTC 版)
「実用英語技能検定」の記事における「大学入試共通テストへの提供」の解説
文部科学省は従来の「読む」「聞く」だけでなく「話す」「書く」能力(4技能)を含めての試験が求められている反面、大学入学共通テストでそれを実現することは困難であるとして、既に社会的に認知された民間の資格・検定試験の結果を大学入試に利用する方針を2017年に決め、そのための「大学入試英語成績提供システム」を2020年4月から導入することを告知した。 2017年12月に英検はこれに参加することを表明した。 文部科学省は2019年11月1日に英検をはじめとした英語民間試験の利用を延期を決定し、大学共通テストで民間試験を利用するために必要な個人IDの申し込みを中止した。文部科学省は英検及び民間試験の利用による不公平、具体的には地方と都市部の英検などの英語民間試験の会場数の差、受験料が高額なための経済的な不平等などの点が不満として寄せられていることを理由として挙げた。 これを受けて英検協会は既に予約申し込みをして料金を支払っていた受験者のキャンセルを当初の日程を変えて2019年12月に受け付けた。
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