大学入学資格検定からの変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 01:29 UTC 版)
「高等学校卒業程度認定試験」の記事における「大学入学資格検定からの変遷」の解説
単に大学入学資格を与えるという意味では、大学入学資格検定も高等学校卒業程度認定試験も違いはない。しかし、従来の大学入学資格検定よりも高等学校卒業者と「同等以上」であることを「強調」する観点から、大学入学資格検定を廃止して、高等学校卒業程度認定試験が2005年度から実施されている。高等学校卒業程度認定試験になっても、制度の本質は変わっていない。 この背景には、様々な理由で高校を中退した、または中退するおそれのある若者(不登校の高校生や高校休学者など)が、改めて「専門的な知識を学びたい」、「新たな技能を身につけたい」と思った時の再出発を容易にとの機運が高まったことが挙げられる。 従来の大学入学資格検定との違いは以下の通り。 大学入学資格検定の受験資格は、中学卒業、または中学校卒業程度認定試験に合格していることが必要であったが、高等学校卒業程度認定試験では、それらが不要になった。 全日制高等学校の在学者が受験可能 家庭科(必修科目)の廃止 選択科目の廃止 英語(選択科目)の必修化 合格科目の高等学校卒業単位への算入が可能(全日制は高等学校の校長の裁量に基づくが、定時制や通信制では概ね認められる場合が多い)。
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