大久保白村とは? わかりやすく解説

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大久保白村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/30 06:00 UTC 版)

大久保 白村(おおくぼ はくそん、1930年3月27日-)は俳人東京都生まれ。本名は泰治。日本伝統俳句協会副会長、元・東京都俳句連盟会長。「ホトトギス」、「玉藻」同人。父も俳人で初代海上保安庁長官政治家大久保武雄(俳号・橙青)。

略歴

1930年蕉門の俳人、大久保長水(八左衛門宗雅)を先祖に持つ大久保家、大久保武雄の子として東京都に生まれる。学生時代より父親の影響で高濱虚子の「ホトトギス」や水原秋桜子の「馬酔木」、富安風生の「若葉」に投句。立教大学経済学部卒業後、1952年富士銀行に入行。同行の職場句会がきっかけで風生に師事、後に「ホトトギス」、星野立子の「玉藻」同人となる。父とともに日本伝統俳句協会の設立に尽力し後年、父と同じ副会長となる。「こゑの会」主宰。虚子記念文学館理事、東京都俳句連盟会長(2017年有馬朗人に譲り退任)、国際俳句交流協会副会長、日本詩歌句協会理事を歴任。日本文藝家協会会員。

2019年、第6回与謝蕪村賞、第6回俳句四季特別賞受賞。

句集

  • 『おないどし』(玉藻社・1998年7月)
  • 『翠嶺』(角川書店・1998年8月)
  • 『山桜』(日本伝統俳句協会・1999年3月)
  • 『梅二月』(角川書店・2000年4月)
  • 『月の兎』(角川書店・2003年9月)
  • 『精霊蜻蛉』(角川学芸出版・2008年)
  • 『中道俳句』(本阿弥書店・2012年9月)
  • 『正義仁愛』(東京四季出版 ・2013年4月)
  • 『「朝」の四季』(本阿弥書店・2013年7月)
  • 『門前の小僧』(竹頭社・2013年11月)
  • 『続・中道俳句』(本阿弥書店・2014年11月)

編纂

  • 『大久保武雄-橙青-日記 昭和六十二年・六十三年より』(北溟社・2011年9月)
  • 『大久保武雄-橙青-日記 昭和五十九年・六十年より』(北溟社・2013年6月)
  • 『大久保武雄-橙青-日記 昭和六十一年・六十四年より』(北溟社・2013年11月)
  • 『大久保武雄-橙青-日記 昭和五十七年・五十八年より』(北溟社・2015年1月)
  • 『大久保武雄-橙青-日記 昭和五十五年・五十六年より』(北溟社・2016年5月)

参考文献

  • 『続・中道俳句』(本阿弥書店・2014年11月)略歴
  • 『大久保武雄-橙青-日記 昭和五十五年・五十六年より』(北溟社・2016年5月)あとがき
  • [1] ホトトギス 巻頭句俳人ご紹介
  • [2]東京都俳句連盟 会長ご挨拶

関連項目





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