夢の成就
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 09:03 UTC 版)
「王になろうとした男 (映画)」の記事における「夢の成就」の解説
ドレイボットとカーネハンはアフガニスタンを横断し、大河を超えて雪山に入るが、カフィリスタンを目前にして行く手を巨大なクレバスに遮られてしまう。食料も焚き木も使い果たした二人は死を覚悟するが、雪崩によってクレバスが埋まり、二人はカフィリスタンに入国する。カフィリスタンに到達した二人は、女性を襲う仮面の部族に出くわし、マルティニ・ヘンリー銃で部族を追い払う。二人は捕虜を連れて襲われていた部族の城に向かうが、そこには英語を話す男ビリー・フィッシュがいた。彼はインド軍所属のグルカ兵で、数年前に地形調査隊の一員としてカフィリスタンを訪れていた。二人はビリーを仲間に引き込み、首長ウータを丸め込みイギリス式の軍事訓練を施し、ウータを利用してカフィリスタンを征服しようと企む。二人は部族を率いて仮面の部族に戦争を仕掛けて降伏に追い込む。その際、ドレイボットの胸に矢が命中するが、サム・ブラウン・ベルトに当たり命拾いする。それを見た部族たちは、ドレイボットが伝説で語られる、かつてカフィリスタンを征服した神シカンダー(アレクサンダー大王)の息子だと信じ出す。 カーネハンは伝説を利用してドレイボットを「神の息子」に仕立て上げ、戦わずに周辺部族を従属させるが、そこに聖都シカンダルグルの大司祭セリムの使者が現れ、シカンダルグルへの出頭を命令する。二人はシカンダルグルに出頭するが、そこでセリムは「本当の神か確かめる」としてドレイボットを剣で刺そうとする。その際、抵抗したドレイボットがフリーメイソンの紋章を所持しているのを見たセリムは、彼をシカンダーの息子として認める。不思議に思ったドレイボットとカーネハンに対し、セリムは祭壇に刻まれた紋章を見せる。そこにはフリーメイソンの紋章が刻まれており、フリーメイソンが数千年前にカフィリスタンに存在していたことを示唆していた。
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