外傷性緑内障
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=医学知識= 外傷の後遺症として一番困るのはこの外傷性緑内障といってもいいでしょう。外傷性緑内障とは,出血やはれが吸収され,外見上全く異常が認められない場合でも,房水の出口に障害を起こし,前房水の循環障害によって眼圧が高くなってくることをいいます。これを放置しておくと,視力障害や視野欠損を起こし,やがて失明する可能性があります。外傷直後は,はっきり診断をつけることはできませんが,1ヵ月後,眼圧が高ければ一応この病気を一疑ってみる必要があります。どんな外傷でも,他覚的・自覚抑症状が完全に消失しても,1~2カ月後に1~2度,外傷後半年間は眼圧および視野の検査をしておく必要があるでしょう。 |
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