増刊27話 バスを待つ人々 / 1991年11月
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米国の某所が舞台、バスの待合室内で、会話だけで進行する。長距離に乗るため、バスの待合所に、何人かの男女が集まってきた。そして、その中のひとりは、ゴルゴであった。他の者たちの話題は、もっぱら、先日、この町で発生した、レイプ殺人をめぐってだった。シャーリーという娘がレイプされ殺されたのだが、犯人はまだつかまっていない。警察が一番の容疑者とみなしたのが、バスを待つ者たちのなかの中年男性、スタンリーだった。実は、シャーリーの父親は、ゴルゴが頼りにするスペシャリストのひとりだったが、娘の死でまいっていた。ゴルゴは依頼遂行のためにチャーリーの父の力が必要であり、そのために、娘のレイプ殺人犯のあぶりだしに一役買ったのである。
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