塩見政誠とは? わかりやすく解説

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しおみ‐まさなり〔しほみ‐〕【塩見政誠】

読み方:しおみまさなり

[1646〜1719江戸中期蒔絵(まきえ)師。京都の人。落ち着いた気品のある研ぎ出し蒔絵は、「塩見蒔絵」と称され高い評価得た


塩見政誠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/23 05:57 UTC 版)

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塩見政誠作の竹が描かれた印籠、18世紀、アムステルダム国立美術館

塩見 政誠(しおみ せいせい/まさなり、1646年正保3年)- 1719年享保4年)9月)は、江戸時代前期から中期の蒔絵師である。通称は小兵衛。

経歴・人物

塩見春政(推定)の子として京都に生まれる。「研出蒔絵」で蒔絵を製作し、木地蒔絵等を使った技法の作品も多く残した。

政誠の作品は、印籠等多くの種類があり、庶民から高い評価を受けた。また、彼の家系(塩見小兵衛等)多くの門人によって継いだと伝えられている。

主な弟子

  • 塩見政綱
  • 塩見政景
  • 塩見政陰

注:いずれも推定で、実在したかどうかは不明である。

主な作品

  • 『比良山蒔絵硯箱』- 2010年平成22年)に重要文化財に指定。「鹽見政誠」と記されている。
  • 『蜻蛉蟷螂蒔絵印籠』‐ 皇室から奉納されたものと推定される。
  • 『節摺』‐ 後に当時の仙台藩伊達重村へ奉納したとみられている。

このうち現在、『比良山』及び『蜻蛉』は東京国立博物館、『節摺』は武蔵野音楽大学楽器博物館がそれぞれ所蔵している。

出典

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